CSRとは企業が事業活動において利益を優先するだけでなく、地域社会、顧客、株主、従業員、取引先などの様々なステークホルダーとの関係を重視しながら果たす社会的責任。
具体的には、安全で高品質な製品サービス環境への配慮、社会的公正倫理にかなった活動などを行っているかなどが挙げられる。


■CSR詳細
@CSRは様々なステークホルダー(消費者、従業員、投資家、地域住民、NGOなど利害関係者)との交流の中で実現される。

ACSRは企業外とのコミュニケーションに留まらず、企業内における組織体制の構築なども含まれる。

BCSRは、最低限の法令遵守はもとより、事業と密接な関係を有する製品・サービスの安全確保、地球環境・廃棄物リサイクル対策を含めた環境保護、労働環境改善、労働基準の遵守、人材育成、人権尊重、腐敗防止、公正な競争、地域貢献など、更に地域投資やメセナ活動、フィランソロピー(社会貢献)など様々な活動に及ぶ。

CCSRは国や地域の価値観、文化、経済、社会事情によって多様である。

DCSRの内容・取組に関しては、企業の自主性・多様性と戦略的取組が重要である。

ECSRの信頼性を支える取組で最も重要なものは、情報開示と説明責任、ステークホルダーによる評価とステークホルダーとの対話である。

CSRへの取組についての企業にとっての意義
企業はCSRに取り組むことによって、リスクの低減、従業員の意欲向上、新商品・サービス市場の開拓、ブランド価値の向上、優秀な人材の確保等といった効果を得られる。
このようなことから、CSRへの取組は、企業の価値を向上させる上で極めて重要である。
したがって、企業にとってCSRへの取組は、経営と密接不可分であり、CSRへの取組を効果的に進めるためには、例えば、以下のような取組が重要である。

@経営者による明確な行動方針の確立と従業員の積極的な参加
・CSRの考え方、行動方針、具体的な取組の経営者による明確化
・従業員が積極的に参加できる体制作りを通じた価値の共有、働きがいと使命感の向上

A企業内における中核的推進体制の整備と内部統制の確立
・CSRの取組の一元的な管理を通じた効率的な取組
・内部統制の仕組みの構築による企業構成員全体への行動方針の伝達、それに基づく業務執行、円滑な情報伝達の実現

B関係会社(グループ)、取引企業との一体的取組
・同じブランド下の企業グループにおいて、グループ企業全体やサプライチェーン全体を対象としたCSRの促進


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